ピラミッドも、高層ビルも、富士山も、土台がしっかりしているから安心して頂上まで登る事ができ、絶景を見る事ができる！セラピストは解剖学の知識を土台にすると、身体の根本的原因から改善できるようになり、選ばれる理想のセラピストとして自分の思い描く頂上に立てるのです。

解剖学と聞くと、難しいイメージがするけどそれは勘違い。実は、解剖学は小学生でも理解できるくらい簡単なのです！私もセラピストなりたての頃は、解剖学は難しいと思い込んで勉強すらしていなかったのですが、今では解剖学が面白く、解剖学の知識が土台にあるからどんな症状のお客様が来られても改善できるようになりました！

解剖学の知識を知っていれば、痛い箇所に原因がないことが分かってきます。すなわち、痛い箇所に手を触れずに、時間をかけずに改善する事ができるのです！

“大元の原因”を探し出し改善しなければ、その場しのぎの施術になり、何回も通ってもらう施術になります。それは本来の改善とは言えません。

その“大元の原因”を探し、本物の施術をするために解剖学の知識が必要不可欠となってくるのです。今や身体に携わるお仕事をする人に解剖学に知識は必要不可欠なのです。

身体の不調を改善する為の答えは、インターネットの中にはありません。解剖学の知識の中にあるのです。

初めてのお客様は緊張して来られる為、カウンセリングで笑顔や話しやすい空間作りをするのは当たり前の事ですね。

そして、もっとも重要なカウンセリングの意味は、施術前のカウンセリングで、お客様の不調を見抜く事なのです。大抵のお客様は今ある症状しか言ってくれません。
肩が痛ければ肩が痛い。
腰が痛ければ腰が痛い。

しかし、ステップ１の解剖学の知識を知っていれば、痛い箇所に原因がないことは知っているはずです。

その不調がどこが原因なのか、カウンセリングで話を聞き出す事が目的なのです。

カウンセリングで引き出しを開けるお手伝いをしていくと、「そう言えば少し前は腰が痛かった」「3日前に重たい物を持った」「頻繁にぎっくり腰になる」などなど、お客様の口からどんどん他の症状を言ってくれるようになります。

どんな職業なのか・子供はいるのか・睡眠はとれているのか・趣味は何か・生活スタイルはどんな風なのか・ストレスや不安はないか・いつもと様子が違う・etc..たわいのない話しの中から“大元の原因”になりえるヒントがたくさん詰まっているのです。

施術は、お客様がお店の扉を開けた時から始まっています。

ステップ１・２をクリアしても、正しい骨と筋肉の位置が分からなければ、もともこもありません。

正しい骨と筋肉を捉えられて初めて、100%に近づける成果を出す事ができるのです！

“骨は地図” 筋肉が骨のどこからどこについているのか、骨の位置を正確に分かっていれば、どんな体型のお客様が来られても筋肉を捉えることは簡単です。すなわち施術の効果を出すことができるのです。多くの人がこのステップ３をクリアできずに成果が出せていないのです！

道に迷う人でも地図があれば目的地に到着することができる。目の前に地図があるのに、地図に気づいていない人が多いのです。

ステップ１〜３までをクリアしたら、最後はこれをクリアすればOK！

セラピストになりたてや、ブランクのある人に多いのが自分の身体に負担をかける施術をしてしまうこと。“腰・背中・首・足・腕・手が痛い” よくある声がこれらです。

ちゃんと身体が使えていれば、施術をしていて自分の身体に負担がかかることはなく、気持ちのいい施術ができます。

• 身体を使う＝深く呼吸をする
  （呼吸が使えるようになると、流れるような施術ができ力が抜けて全身に負担が掛からなくなる）
• 身体を使う＝重心移動をする
  （重心移動ができると、無理な体制での施術ではなくなり負担がかからなくなる）
• 身体を使う＝圧を使う
  （圧が使えるようになると、力まかせの施術にならず全身に負担がかからなくなる）
• 身体を使う＝セラピストが気持ちがいい施術ができる

セラピストとして気持ちのいい施術ができていない人は、全身に負担をかけながら施術をしているということ。その負担はお客様にも伝わり、お客様にまで負担をかけてしまいます。力や握力なんてこれっぽっちも入りません！なんなら力や握力が無い方が変な力を使わずに施術できます。

これらができていればセラピストもお客様も負担のかからない施術ができます。“1日1人の施術ならできても、1日10人の施術ができるのか” これに照らし合わせて自分の身体に負担がかかっていないか考えてみて欲しいなと思います。

身体を整える専門家のセラピストが、身体の不調を抱えたまま施術はしてほしくないんです。なぜなら理想のセラピストの夢を叶えても、ここで挫折する人が多いから。解決できる人と出会えば、夢を諦めなくてよくなるのです。